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「平成28年度 国の施策・制度に関する提案・要望」について 発表資料 平成27年6月分 | 相模原市

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(1)

「平成28年度 国の施策・制度に関する提案・要望」について

平成28年度の国の予算編成に向けて、本市の将来にとって特に重要な施策 に係る国の施策・制度に関する提案・要望項目をとりまとめ、「平成28年度 国 の施策・制度に関する提案・要望書」として作成し、中央省庁への要望活動を 行いましたので、お知らせします。

1 要望日・要望先

・6月10日( 水) 内閣府、総務省、厚生労働省及び警察庁

・6月15日( 月) 国土交通省

・6月16日( 火) 文部科学省

・6月17日( 水) 厚生労働省

2 要望内容

別添「平成28年度 国の施策・制度に関する提案・要望書」のとおり

平 成 2 7 年 6 月 1 8 日 相 模 原 市 発 表 資 料

問 い 合 わ せ 先 企 画 政 策 課 0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 3

(2)

平成28年度

国の施策・制度に関する提案・要望書

相模原市

(3)

相模原市政の推進につきましては、日ごろから格別の御高配、御

協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

本市は、平成22年4月に政令指定都市に移行し、より主体的で

自立的な行財政運営に取り組んでおり、首都圏南西部をリードする

広域交流拠点都市として、福祉、医療、教育の充実など市民サービ

スの向上を図るとともに、防災をはじめ、環境保全、産業集積や雇

用創出など、幅広い分野において先進的な事業を進め、 「人や企業に

選ばれる都市づくり」を推進しています。

現在、 わが国では、 景気の緩やかな回復基調が続いているものの、

経済の再生、財政の健全化など多くの困難な課題に直面しておりま

す。特に、急速な人口減少・超高齢化を迎えるわが国が、引き続き

安心して暮らせる国であるためには、年金、医療、介護をはじめと

する社会保障制度改革などを着実に進めていくことが求められます。

このような状況を受け、様々な影響や不安が市民生活に広がって

いるとともに、本市においても、医療費や生活保護費をはじめとす

る扶助費などの義務的経費が増加を続けており、今後においても厳

しい財政運営を強いられることが見込まれます。

本提案・要望書は、本市が今後も首都圏南西部の広域交流拠点都

市として自立した行財政運営を行うに当たって、国において制度及

び予算などについて、御検討、御協力をお願いしたい事項を取りま

とめたものです。

つきましては、国においても多くの政策課題を抱え、財政も厳し

い状況にあることは承知しておりますが、本市の提案・要望につき

まして特段の御配慮をお願いいたします。

平成27年6月

(4)
(5)

首都圏南西部における広域交流拠点都市の形成に関する重点要望

本市では、国家的プロジェクトであるリニア中央新幹線神奈川県駅の設置、首都圏中 央連絡自動車道(圏央道)の開通などの広域交通ポテンシャルを生かし、首都圏南西部 の広域交流拠点都市としてのまちづくりに取り組んでおります。

こ の 広域 交 流拠 点都 市 の 形成 を 首都 圏南 西 部 全体 の 持続 的な 成 長 の源 泉 とし てい く ため、周辺圏域との広域交通ネットワークの強化や米軍基地返還財産の処分条件等の見 直し、産業基盤の整備に関する規制緩和等に関し、以下の項目を重点的に要望いたしま す。

1 首都圏の防災対策の強化等【内閣府、国土交通省】… … … 1

① 首都機能のバックアップの在り方、体制整備を国がまとめること

② 内陸部における基幹的広域防災拠点の整備(補給廠を候補地に)

③ 首都機能バックアップの在り方検討における本市への行政機能の配置検討

3 地方分権改革の推進【内閣府、総務省、国土交通省】… … … 4

① 国直轄事業負担金の見直し

4 米軍基地の早期返還等【防衛省、外務省、総務省、財務省】… … … 6

① 本市所在の米軍基地の早期返還の促進

(ア)相模総合補給廠の一部返還

② 返還財産の処分条件等の見直し

③ 基地交付金等の拡充

④ 基地の環境・安全対策

12 リニア中央新幹線の早期建設・回送線を利用した営業路線化【国土交通省】… 20

① リニア中央新幹線の早期建設

② 神奈川県駅と関東車両基地間の営業路線化及び駅設置のための支援

13 小田急多摩線延伸事業の促進【国土交通省】… … … 22

① 小田急多摩線の延伸に係る国の計画への位置付け

② 都市鉄道等利便増進法に基づく補助制度の拡充

14 JR横浜線連続立体交差事業の推進【国土交通省】… … … 24

① JR横浜線連続立体交差事業を推進するための財源確保

15 首都圏三環状道路などの主要道路の整備【国土交通省】… … … 25

① 首都圏三環状道路の早期整備及び一体性のある料金体系の構築

② 広域道路ネットワークの構築に向けた主要道路の早期整備

③ 国道16号の渋滞解消に向けた連続立体化等機能強化の推進

(6)

【内閣府、国土交通省】

1 首都圏の防災対策の強化等【継続】… … … 1

2 災害等における踏切の長時間遮断対策【継続】… … … 3

【内閣府、総務省、国土交通省】

3 地方分権改革の推進【継続】… … … 4

【防衛省、外務省、総務省、財務省】

4 米軍基地の早期返還等【継続】… … … 6

【総務省】

5 地方交付税制度の見直し【継続】… … … 12

【文部科学省】

6 教職員定数の改善等【継続】… … … 14

7 外国人英語指導助手(ALT)の配置に係る財政措置【新規】

… … … 15

提案・要望事項 目次

(7)

【厚生労働省】

8 任意予防接種の早期定期予防接種化と財源確保【一部新規】

… … … 16

9 妊婦健康診査公費負担制度の見直し【継続】… … … 17

10 保育所の待機児童解消に向けた財政措置【継続】… … … 18

11 公契約法の制定【継続】… … … 19

【国土交通省】

12 リニア中央新幹線の早期建設・回送線を利用した

営業路線化【一部新規】… 20

13 小田急多摩線延伸事業の促進【継続】… … … 22

14 JR横浜線連続立体交差事業の推進【継続】… … … 24

15 首都圏三環状道路などの主要道路の整備【継続】… … … 25

16 社会資本の整備・維持のための財源確保【継続】… … … 27

【警察庁】

17 警察の体制強化・警察法の改正【継続】… … … 28

【最高裁判所、横浜地方裁判所】

18 横浜地方裁判所相模原支部における合議制裁判の実施【継続】

… … … 29

(8)

【 提案・ 要望の説明】

東日本大 震災の教 訓(行政機能の停止等 )を踏まえ、今後 、想 定 される首都 直下地震 など に対し、首 都圏の防災 対策の強化 の一環 として、国 の基幹 的広域防 災拠点を含む 広域防災 施設の在り方や、行政・産業を含むあらゆる首都機能の維持に必要なバックアップの概念や方 法などについて、国としての考え方の整理が急がれています。

九都県市首脳会議においても、基幹的防災拠点を津波等の影響のない内陸部へ設置する よう提案するとともに、首都中枢機能 のバックアップ機能についても、災害時に迅速かつ機動 的な対応ができるよう、首都圏外の遠隔地ではなく、首都圏内への整備について提案したとこ ろです。

本市は、基幹的防災拠点やバックアップ機能の立地選定において最も重要な事項の一つで ある、市域に活断層 がなく平坦 で安 定した強 い地盤 という特 性を兼 ね揃えているほか、リニア 中央新幹線駅の設置、首都圏中央連絡自動車道の一部であるさがみ縦貫道路の開通、小田 急多摩線の延伸など、首都圏南西部の広域交流拠点都市としての新たなまちづくりの可能性 が広がっていることから、首都圏の防災対策の強化等について、上記の3つの事項を要望しま す。

1 首 都 中 枢 機 能 の 維 持 の ため、 防 災 機 能 を含 めた首 都 機 能 の バ ッ クアッ プの

在り 方やバッ ク アッ プに対する具体的な整備と 体制の強化について、 国と し て早

急に考え方をまと めるこ と 。

2 首都圏の防災対策の強化の一つと し て、 内陸部における基幹的防災拠点の

整備について、 東 北・ 北陸・ 中 部・ 関西 などの広域 ブロッ クと の 連 携を円 滑に実

施するため、 首都圏内と 各方面と の高速道路のJ C T 等交通の結節点周辺や空

港、 港湾周辺等に複数の基幹的防災拠点を整備するこ と 。 と り わけ関西圏・ 中部

圏と の結節点である本市の相模総合補給廠の一部( 返還地及び共同使用区域)

を候補地と し て検討し 、 設置に向けた取組を進めるこ と 。

3 首都 中枢 機能 の バッ クアッ プの検討 の 際には、 道 州制 や大 都市制 度の 創設

を見据えた中で、 圏域での中枢機能を担い、 先駆的・ 先導的な役割を果たすこ と

を目指し ている本市の地域資源・ 特性を生かし た行政機能などのバッ ク アッ プ機

能の配置を検討するこ と 。

1 首都圏の防災対策の強化等

内閣府、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

(9)

- 2 -

危機管理局危機管理課長 石原 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 8 都市建設局まちづくり計画部相模原駅周辺まちづくり課長 片岡 聡一 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 2 6

提案・要望の担当】

相模原市位置図

相模総合補給廠の一部(返還地及び共同使用区域)の整備

(10)

【 提案・ 要望の説明】

本市では、昨年の記録的な大雪により、運転見合わせとなった列車が駅に留まったことから、 至近の踏切の遮断状態が2日近く続き、その間、踏切を境に地域が分断され、市民生活や市 の除雪作業に重大な支障が生じました。

首都直下地震など大規模災害時に同様の事象が発生することも想定され、被害の拡大や人 命救助への支障にも繋がりかねないことから、応急対応の円滑化、輸送路の確保のため、遮断 踏切対策が急務であると考えます。

大 規 模災 害に備えた踏切 対 策につ いては、国にお いても「大 規模 地震 に備えた踏切 対 策 協議会」を設置して検討段階に入っていると承知していますが、早期にその協議会を通じて対 策をまとめ、法令や統一的な基準化の整備など具体的な対応を行うよう要望します。

鉄道の運転見合わせ等により 踏切が長時間遮断さ れる状態が続く 場合で、 運行

の復旧の見込みが立たない状態であるこ と が明白な場合においては、 鉄道事業者

の臨機な判断において、 十分な安全確認のもと 、 踏切を開通さ せるための措置を

講ずるこ と ができるよう 法令や統一的な基準化の整備などの改善を図るこ と 。

2 災害等における踏切の長時間遮断対策

内閣府、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

危機管理局危機管理課長 石原 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 8 都市建設局まちづくり計画部交通政策課長 杉野 孝幸 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 9

提案・要望の担当】

(11)

- 4 -

【 提案・ 要望の説明】

地方分権改革は、地方分権改革推進委員会による累次の勧告において、住民に身近な行 政に関する企画、決定、実施をできる限り地方自治体に委ねることを基本として、国と地方の役 割分担を徹底して見直す取組であるとされています。また、これまでの取組は義務付け・枠付 けの一部の見直しや、事務権限の一部が移譲されたものの、まだ十分とは言えない状況です。

そこで、「地方分権改革推進本部」及び「地方分権改革有識者会議」を活用し、基礎自治体 優先の原則を前提とした真の地方分権の実現に向け、地方制度の抜 本的な見直し等の取組 を発展・強化させるとともに、現行の取組についても迅速かつ着実な推進を要望します。さらに、 地方分権改革を進めるに当たっては、「国と地 方の協議の場」、「地 方 分権改革有識者会議」 等において、地方との協議を充実させるなど、地方意見の反映を要望します。

なお、個別の事項については、次のとおり要望します。

(1)新たな大都市制度の早期創設

現在の指定都市制度は、事務権限の在り方、税財源の仕組みなどにおいて課題があり、 人口減少・少子高齢化社会の進行や経済のグローバル化の進展などの社会経済の大きな 変化を前に、持てる地域ポテンシャルを十分発揮し、自主的・自立的な都市経営を行い、 住民福祉の向上と地域経済の成長を図っていく上で支障があります。

そこで、指定都市への事務・権限と税財源の移譲を進めるとともに、「特別自治市」をはじ めとした新たな大都市制度の早期創設を要望します。なお、制度検討に当たっては、地域 内において大都市が果たす役割を踏まえ、地域の実情に応じた制度とすることを前提とす るよう要望します。

1 指定都市が持つポテンシャ ルを十分発揮し 、 住民福祉の向上と 地域経済の成

長を図るため、 「 特別 自治市」 をはじ めと し た新たな大都市制度を早期に創設す

るこ と 。

2 国・ 県から指 定 都市への大 幅な権限 移譲を進 めると と もに、 国による義 務付

け・ 枠付けを原則廃止するこ と 。

3 地方が人口減少を克服し 、 自立し た圏域と し て今後も 存続できるよう 、 地方創

生の取組にあわせて、 地方分権型の道州制の導入など行政体制や組織の在り

方の抜本的な改革についても 検討を進めるこ と 。

4 国直轄事業負担金は、 制度見直し の具体的な手順や工程を明ら かにすると と

もに、 国と 地方の 役 割分担 を明確にし 、 地方へ は税 財源と 権 限の移 譲 を行 う こ

と 。 国直轄事業の実施等に当たっては、 指定都市と の協議の機会を設け、 その

意見を十分に取り 入れるこ と 。

内閣府、総務省、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

3 地方分権改革の推進

(12)

(2)権限移譲の推進及び義務付け・枠付けの見直し

住民に最も近い基礎自治体として、地域住民のニーズを踏まえ、自主的・自立的な行財 政運営を行うことが可能となるよう、国・県から指定都市への包括的な権限移譲を進めること を要望します。

また、国による義務付け・枠付けを原則廃止し、基準が必要な場合は基礎自治体におい て条例により定める仕組みの推進を徹底するよう要望します。

(3)道州制の導入など行政体制等の抜本的な改革

地方から新たな成長を目指すには、地方のことは地方で決める仕組みづくりが課題です。 地方創生の取組においても、地方が人口減少を克服し、自立した圏域として今後も存続す ることを目指すことが、これまで以上に重要となっています。

このようなことから、地方 分権型の道州制の導入 など、行政 体制や組織 の在り方の抜本 的な改革についても、あわせて検討を進めるよう要望します。

(4)国直轄事業負担金の見直し

国直轄事業負担金については、平成25年度までに、現行の直轄事業負担金制度の在 り方について結論を得るとされていましたが、議論が進展していない状況です。見直しの具 体的な手順や工程を明らかにするとともに、国と地方の役割分担を明確にし、国が行うべき 事 業 は、国 が全額 費用負 担 し、地 方が行うべ き事 業 は、確 実 な税財 源と合 わせた権 限 移 譲を行うよう要望します。

また、国直轄事業の実施や変更に当たっては、指定都市との協議の機会を設けて、その 意見を十分に取り入れるよう要望します。

提案・要望の担当】

企画財政局企画部広域行政課長 椎橋 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 8 企画財政局財務部財務課長 高梨 邦彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6 都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

(13)

- 6 -

1 本 市 に所 在 する米 軍 基 地 ( 相 模 総 合 補 給 廠 、 キャンプ座 間 、 相 模 原 住 宅 地

区) について、 早期に返還を実現するこ と 。

2 返還財産の地元への処分に当たっ ては無償譲渡等の優遇措置を講ずるこ と 。

3 基地交 付金については、 対象 資産に応じ た固定 資産税 相 当額を交付するこ

と 。 また、 調整交付金については、 地位協定の実施に伴う 地方税の非課税措置

等による本市の損失を全額補てんするこ と 。

4 米軍に対し ても 生活環境の保全に関する国内法令や条例を適用するなど、 基

地 内 及 び基 地 周 辺 の 生 活 環 境 の 保 全 及 び安 全 確 保 の ための 措 置 を講 ずるこ

と 。

5 厚木飛行場周辺における、 米軍機による部品落下などの原因を早期に解明し

公表すると と も に、 実効性ある対策を講じ 、 再発防止に努めるこ と 。

6 民生安定助成事業の補助対象を拡大するこ と 。 また、 本市を厚木飛行場の特

定防衛施設関連市町村に指定するこ と 。

7 住宅防音工事の助成対象区域の拡大や、 助成要件の緩和など、 騒音や振動

被害の対策を講ずるこ と 。

4 米軍基地の早期返還等

防衛省、外務省、総務省、財務省

【 提案・ 要望事項】

米軍基地位置図

(14)

【 提案・ 要望の説明】

(1)基地の早期返還の促進

本市に所在する米軍基地は、市民生活やまちづくりにとって大きな障害となっていること から、早期の返還について要望します。特に平成18年4月、市長と防衛庁長官(当時)との 会談において、日米合同委員会の枠組みを活用して返還に向けた協議を進める旨を合意 した「返還4事案」(相模総合補給廠のJR横浜線と並行した道路用地、相模原住宅地区の ウォーターフィルタープラント(浄水場)区域、同 地区東側外周部分道路 用地、キャンプ座 間のゴルフ場周辺外周道路)について早急に返還が実現するよう要望します。

また、在日米軍再編により、キャンプ座間に米陸軍新司令部及び陸上自衛隊中央即応 集団司令部が設置されるなど、基地機能が強化されていることから、より一層の負担軽減に ついて併せて要望します。

ア 相模総合補給廠の一部返還

(ア)北側部分(約33ha)の返還。

(イ)「返還4事案」のひとつである J R 横浜線と並行した道路用地部分

(延長約1,400m)の返還。

相模総合補給廠 一部返還の要請箇所

(イ)J R 横浜線と並行した道路用地部分 ( 延長約 1, 400m) の返還<返還4事案>

相模原駅

JR横浜線

矢部駅 北側フェンス沿い道路用地部分( 延

長約 1, 200m)(日米合同委員会にて返 還合意済み)

鉄道・道路用地( 約2ha) の返還(平成26 年 9 月 30 日米国政府から日本政府へ返還)

家族住宅区域(約 15ha)(平成 26 年 9 月 30 日米国政府から日本政府へ返還)

野積場共同使用部分( 約 35ha)(日米合同委員会に て共同使用の合意済み)

(ア)北側部分( 約 33ha) の返還

(15)

- 8 -

イ キャンプ座間の一部返還等

(ア)既に日米 合同 委 員会にお いて共同 使用 区域の拡大 が合 意 されている、市道新 戸相武台のトンネル拡幅再整備の円滑な進捗に必要な配慮。

(イ)住民の利便性の向上を目的とした道路の整備のため、第7ゲートから県道51号へ 通じる部分(ゴルフ場周辺外周道路部分、延長約1,700m:返還4事案)や旧まが り坂部分(延長約600m)、旧新磯高校東側道路用地部分(延長約200m)の返還 等。

(ウ)市民の憩いの場及び防災空間として活用するため、ゴルフ場部分(約52ha)の返 還。

キャンプ座間 一部返還等の要請箇所

第7ゲート

第4ゲート ( ア) 市道新戸相武

台の拡幅再整備

( ウ ) ゴ ル フ 場 部 分 の 返 還

(約52ha)

( イ ) ゴ ル フ 場 周 辺 外 周 道 路の返還<返還4事案>

(延長約1,700m)

( イ ) 旧新磯高校東側 道 路 用 地 部 分 の 返 還

(延長約200m) (イ ) 旧 ま が り 坂 部 分 (峰 の 坂 道 )の 共 同 使 用

(延長約600m)

(16)

ウ 相模原住宅地区の一部返還等

地域住民の生活環境向上のため、ウォーターフィルタープラント(浄水場)区域(約1.5 ha:返還4事案)、東側外周部分道路用地(延長約640m:返還4事案)及び北西側外周 部分(延長約950m)の返還、横浜水道道部分(延長約540m)の共同使用。

相模原住宅地区 一部返還等の要請箇所

(2)返還財産の処分条件等の見直し

返還財産については、原則、有償での処分となっております。しかしその一方で、旧軍港 市におきましては、旧軍港市転換法により、原則、無償とされており、同じ米軍基地を抱え る自治体として明らかに不公平であります。

また、基地が所在することにより、本市は長い間様々な負担や影響を受けてきました。こう した中、昨年9月、悲願でありました相模総合補給廠の家族住宅区域(約15ha)及び鉄道・ 道路用地(約2ha)が返還されました。基地返還 跡地(留保地を含む。)は次代に引き継ぐ 貴重な財産であり、市民本位で公共・公益的に利用されるべきものであると考えます。

このことから、返還財産の地元への処分に当たっては無償譲渡等の優遇措置を講ずるよ う要望します。

51 ウ ォ ー タ ー フ ィ ル タ ー プ ラ ン

ト( 浄水場) 区域の返還

<返還4事案>(約1.5ha)

東側外周部分道路用地の返還

<返還4事案>(延長約640m)

北 西 側 外 周 部 分 の 返 還

(延長約950m)

横 浜 水 道 道 部 分 の 共同使用

(延長約540m)

(17)

- 10 -

(3)基地交付金等の拡充

本市に所在する3か所の米軍基地は429haにも及ぶ広大な場所を占めており、都市化・ 過密化が進む中、計画的なまちづくりに支障をきたすとともに、市財政に著しい影響を及ぼ していることから、基地交付金については、十分な予算の確保に努められ、対象資産に応 じた固定資産税相当額が交付されるよう、また、調整交付金については、地位協定の実施 に伴う地方税の非課税措置等による本市の損失を全額補てんされるよう要望します。

(4)基地の環境・安全対策

基地内及び基地周辺の生活環境の保全及び安全確保のため、米軍に対しても生活環 境の保全に関する国内法令や条例を適用することや、基地に起因して騒音・水質汚濁・土 壌汚染・大気汚染等の環境問題が発生した場合は、米軍の責任において適正に処理する こととともに、有害な廃棄物等の保管や処理の状況についての情報公開、自治体職員等に よる基地内への速やかな立ち入りを実現することを要望します。

また、基地の返還や共同使用に当たっては、あらかじめ環境調査等を実施し、必要があ れば国の責任において環境浄化等の適切な措置を講じてから返還するよう要望します。

(5)事件事故の防止策

厚木飛行場 周辺にお いて、米 軍機による部品 落下など、事故が多 発 していることから、 機体・機器類の整備点検等の確実な実施、整備・操縦に係る教育の徹底など万全の措置 を講じること。また、万一事故等が発生した場合には、その原因を早期に解明し公表すると ともに、安全対策が講じられるまでは事故機と同機種の飛行中止や、真に実効性ある対策 を講じ、再発防止に努めるよう要望します。

(6)防衛施設周辺整備対策

ア 民生安定助成事業の補助対象の拡大

民生安定助成事業の見直しが行われ、平成23年度から、公園や公民館など、改修 工事の補助対象施設が追加され、採択基準も緩和されたところですが、時代の変化に 対応した更なる対象施設の拡大が図られるよう要望します。

また、本市 では、特 に騒 音に苦しむ第一 種区域 における自治会 集会所 の建設につ いて、地元からの要望も出されていることから、自治会集会所の建設について対象とす るよう要望します。

イ 特定防衛施設周辺整備調整交付金について

本市は、厚木飛行場の空母艦載機により、多くの市民が耐え難い騒音被害に苦しめ られ、事故発生の不安にもさいなまれており、厚木飛行場の特定防衛施設関係市町村 となっている他市 と同じ状況であることから、本 市についても、同飛行 場の特定防衛施 設関連市町村に指定し、特定防衛 施設周辺整 備調整交付金の交付対 象とするよう要 望します。

(18)

(7)抜本的な騒音対策

ア 在日米軍再編の「最終報告」において、2014年(平成26年)までに空母艦載機を厚 木基地から移駐させることが日米両政府により合意されていますが、平成25年1月24 日に防衛省から、移駐が可能となる時期は、2017年(平成29年)頃になる見込みとの 説明がありました。

しかしながら、多くの市民は、昼夜を問わず厚木基地の米軍機による騒音により、耐 え難い苦痛を強いられていることから、こうした実情を改めてしっかりと認識し、着実かつ 早期に移駐を完了させるよう最大限努力するとともに、移駐が実現するまでの間につい ても、騒音軽減に向けた措置を講ずるよう要望します。

具体的には、国における騒音対策として、住宅防音工事の助成対象区域を拡大する とともに、建築 年次にかかわらず区 域内のす べ ての住 宅を助成対 象とし、区 域内は第

Ⅰ工法に一本化するなどの助成内容の充実を図ること、NHK 受信料補助制度の対象 区域を本市域の住宅防音工事区域へも適用することを要望します。

イ 市内所在のキャンプ座間や相模総合補給廠において、米軍ヘリコプターによる訓練 飛行が頻繁に行われるなど、周辺住民に騒音や振動被害が発生しています。特に、厚 木基地や横田基地など他の基地に所属するヘリコプターの訓練飛行は自粛するととも に、住宅密集地上空での訓練を禁止し、また、国の責任で代替訓練施設を米軍へ提供 するなど、米軍ヘリによる騒音問題等の抜本的解決を図るよう要望します。

総務局渉外部渉外課長 小山 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 7

提案・要望の担当】

(19)

- 12 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)交付税算定方法の見直し

都市部においては、交付税額の削減率が全国平均に比べ、非常に大きく、交付税算定 方法についても、生活保護率の高さ、道路密度の高さ、人口当たりの保育所入所需要の多 さなどの都市部特有の現状が、基準財政需要額の積算に的確に反映されていない状況に あります。

こうしたことから、都市部特有の財政需要を正しく反映させる仕組みを構築するとともに、 地方公共団体の予算編成に支障をきたすことのないよう具体的な算定方法や算定基準を 早期に明示し、地方公共団体における地方交付税額の予見可能性が確保されるよう要望 します。

(2)今後移譲される県費負担教職員制度に係る交付税の取扱い

平成29年度からの移譲を目途としている県費負担教職員制度については、市域の半分 を中山間地域が占める本市が現状の児童・生徒の教育環境・教育水準を維持するために も、基準財政収入額における移譲税源の算入率を、今回の税源移譲が地方公共団体間で の移譲 であることを踏 まえ、現在 、道 府県に適 用している算 入率 と同 率とするよう要望しま す。

また、制度移行年度の新規採用を平成28年度に行う必要があることを踏まえ、その財源 措置も含め、制度全体に係る財源措置の考え方を早急に示していただく必要があります。

さらに、人事・給与等に係るシステム構築など、移譲準備のため発生する経費の所要額 全額を、国において特別交付税などにより措置していただくよう要望します。

(3)臨時財政対策債制度の明確な廃止

国の財源不足額を補てんするため、地方が発行する仕組みとなっている臨時財政対策

1 都市部における財政需要を的確に反映さ せる仕組みを構築し 、 地方公共団体

の予算編成に支障をきたすこ と のないよう 、 地方交付税額の予見可能性が確保

さ れるこ と 。

2 今後移譲さ れる県費負担教職員制度の財源については、 基準財政収入額の

算入率を現在道府県に適用し ている算入率と 同率と し 、 移譲準備経費も 含めた

制度全体に係る財源措置の考え方を早急に明示するこ と 。

3 臨時財政対策債制度を廃止すると と も に、 地方財源の不足については、 地方

交付税の法定率引上げによっ て対応し 、 交付税と し て直接交付するこ と 。

総務省

【 提案・ 要望事項】

5 地方交付税制度の見直し

(20)

債制度は、臨時と称しながら平成13年度に導入されて以降、期間の延長を続け、平成26 年度地方財政計画において平成28年度まで延長されることになりました。

臨時財政対策債の発行可能額は、本来、交付税として交付されるべきものですが、臨時 財政対策債は実態として赤字地方債であり、その元利償還金が翌年度以降の交付税で措 置されるとしても、地方 債に依存した財政措置は負担の先送りであり、元利償還時の財政 の硬直化を招くことになります。

こうしたことから、地方財源の不足については、地方交付税の法定率引上げによって対 応し、交付税として直接交付されるよう要望します。

(単位:億円) 本市の普通交付税額と臨財債発行可能額の推移

企画財政局財務部財務課長 高梨 邦彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6

提案・要望の担当】

68.9

52.9 54.1 53.2 49.8

77.3

177.5

130.0 147.0 147.0 151.9 148.0 0.0 17.1 29.5 32.4 35.7

38.8

29.2

64.1

67.9 73.3 80.5 78.0

0 50 100 150 200 250

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

普通交付税額 臨財債発行可能額

(21)

- 14 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)一人ひとりの児童生徒に向き合うための教職員定数の改善

核家族化、情報化等の進展に伴い、児童生徒が抱える心の問題はますます複雑化・潜 在化しています。一方、新学習指導要領の実施による授業時数の増加により、教員が一人 ひとりの児童生徒の個別の問題と向き合う時間の確保が困難となっている現状があります。 このことから、法律の改 正による35人以下学 級 の実現や、生徒 指導等 で特別な指導が 行われる場合に措置 される「児童生徒支援加 配」の充実による教職員定数の改善により、 教員が一人ひとりの児童生徒に向き合う環境の整備を図れるよう要望します。

(2)適応指導教室のための教職員の加配定数措置

増加する不登校の児童生徒の学校生活への復帰を支援するため、それぞれの在籍校と 連携をとりつつ、集団での指導、教科指導等を組織的、計画的に行う適応指導教室の役割 が重要であります。

しかし、適応指導教室における、教職員の配置については、現在、地方自治体が独自に 措置している状況です。

このことから、適応指導教室に係る教職員について、義務標準法に基づく加配定数とし て措置するよう要望します。

(3)スクールカウンセラー等の活用に対する財源の確保

児童生徒が抱える心の問題を解決するためには、スクールカウンセラーやスクールソー シャルワーカーの活用による教育相談機能の充実が効果的であります。

このことから、スクールカウンセラー等の活用に対する国庫補助の安定的な確保を要望 します。

1 法律の改正による3 5 人以下学級を実現するこ と 。 また、 生徒指導等で特別な

指導が行われる場合に措置さ れる「 児童生徒支援加配」 を充実するこ と 。

2 適応指導教室のための教職員について、 義務標準法に基づく 加配定数と し て

措置するこ と 。

3 スク ールカ ウンセラ ー等の活用に対する財源を確保するこ と 。

文部科学省

【 提案・ 要望事項】

6 教職員定数の改善等

教育局学校教育部教職員課長 二宮 昭夫 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 7 9 教育局学校教育部青少年相談センター所長 小畑 弘文 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 8 5

提案・要望の担当】

(22)

【 提案・ 要望の説明】

平成25年12月に国が発表した「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」では、平 成32年度から、小学校3、4年生に対して「活動型」の英語教育を新たに開始することとされて おり、小学校5、6年生に対しても、現在行われている「活動型」の外国語教育を、新たに「教科 化」することが定められています。

また、この実施計画で示されているスケジュールでは、平成28年度に学習指導要領の改訂 が予定されており、平成30年度からは改訂された学習指導要領を段階的に先行実施すること で、平成32年度の全面実施への移行をスムーズに行えるよう求めています。

新たな学習指導要領に基づき、英語の授業時間数の増加や学習指導内容の高度化を図る ためには、外国人英語指導助手(ALT)の計画的な配置が必要不可欠であることから、優秀で 必要十分な人材の確保が求められるところです。

本市では、日本語の発話能力や教育的な指導力並びに事務負担等の観点からJETプログ ラムによる採 用は行 わず、直 接雇用 と民 間委 託を併用して外国人 英 語指導助 手(ALT)を配 置しています 。また、直 接雇用につ いても、急 な帰国や 病気などで欠 勤する場 合の代替 措置 ができず、学校へ安定した外国人英語指導助手(ALT)の配置ができないことから、今後は柔 軟な対応が可能な民間委託方式に一元化していくこととしています。

このことから、民間委託方式の採用により、実効性のある学習指導が行えるよう、現在の外国 人英語指導助手(ALT)の配置に係る費用も含め、必要な財政措置を要望します。

外国語教育の充実を図るため、 民間委託による外国人英語指導助手( A L T ) の

配置に係る財政措置を講ずるこ と 。

文部科学省

【 提案・ 要望事項】

7 外国人英語指導助手( A L T ) の配置に係る財政措置

教育局学校教育部学校教育課長 江戸谷 智章 ℡0 4 2 - 7 0 4 - 8 9 1 8

提案・要望の担当】

外国人英語指導助手( ALT) に係る事業費の推移 (単位:千円)

(23)

- 16 -

相模原市予防接種事業(決算額・接種件数)

【 提案・ 要望の説明】

おたふくかぜ、B型肝炎の2ワクチンについては、引き続き定期接種化 の検討を行うこととさ れていますが、疾病の発生・まん延防止及び市民の健康保持のため、財源の確保、ワクチン供 給体制の確立などの課題を解決し、早期の定期接種化を実現するよう要望します。

また、風疹、日本脳炎などのA類疾病の定期予防接種はほとんどの市町村において全額公 費負担をしている状況であり、広く接種を促進していくことが望ましいとされたワクチンが、順次 定期接種化されている中、自治体の財政負担は増加しています。

定期接種に係る財源については、地方交付税の拡充措置がなされたところですが、安定的 な事業を実施し、必要とする人すべてが等しく接種できるよう、国の責任において財源を全額 国庫負担とすることを要望します。

定期接種化されたワクチンの増加に 伴 い、接 種 回 数 や 接 種 間 隔 が複 雑 多 様 化 し、予 防 接種 を受ける子 どもや 保 護者等の通院に係る負担が大きくなっ ているとともに、予防接種の増加により 本市の財政負担が増加していることか ら、その負担軽減が図られるよう、多種 の混合ワクチンの導入の検討、開発の 促進等を要望します。

【 提案・ 要望事項】

1 定期予防接種の対象と するこ と について検討するこ と と し ている、 おたふく か

ぜ、 B 型肝炎の2 ワクチンについて、 疾病の発生・ まん延防止の観点から 、 早期

に定期接種化するこ と 。

2 定 期 接 種に係 る財 源 については 、 国の 責 任 において全 額 国 庫 負 担 と するこ

と 。

3 多種の混合ワクチンの開発などにより 、 複雑多様化し ている予防接種に係る

子ども や保護者等への負担や、 予防接種に要する市の財政負担の軽減を図る

こ と 。

厚生労働省

8 任意予防接種の早期定期予防接種化と 財源確保

健康福祉局保健所疾病対策課長 内田 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 4 6

提案・要望の担当】

1,052,021千円

2,022,827千円

2,026,178千円

1,589,656千円 782,751千円

123,864件

205,628件 239,474件

241,395件

161,154件

平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度

決算額(千円) 件数(件)

(24)

【 提案・ 要望の説明】

子どもを生み育てることに喜びを感じられる社会を目指して、次世代の社会を担う子ども一人 ひとりの育ちを社会全体で応援するため、子育てに係る経済的負担の軽減や安心して子育て ができる環境整備のための施策など、総合的 な子ども・子育て支援を推進することは、国を挙 げて取り組むべき喫緊の課題であります。

妊婦健 康診 査に係 る国 の財政 措置につ いては、平 成9年度 までは健 診回数 2回 分の国庫 補助がありましたが、平成10年度から廃止され地方交付税措置となりました。その後、平成21 年度から健診回数9回分について、都道府県の基金を経由し地方自治体に補助(補助率1/ 2)される措置がされたものの、平成25年度からは再び地方交付税措置となりました。

本市においては、平成20年度に、これまで2回だった健診助成回数を5回に拡充し、さらに 平成21年度からは、国の通知において受診することが望ましいとされる14回に拡充しています が、妊婦健康診査に係る助成事業は地方自治体によって助成回数や助成金額にばらつきが あり、市民が安心して妊娠、出産できる制度であるとは言い難い状況です。

このため、地域によって格差が生じることのない、全国どこでも安心して妊娠・出産できる体 制を確保し、平等に社会保障を享受できるよう、国の責任において全国一律の恒久的な妊婦 健康診査制度を確立するよう要望します。

また、妊婦健康診査の費用については、安定した公費負担制度の継続実施のため、全国的 な公費負担額の統一化を図るとともに、財源については、全額国庫負担とするよう要望します。

1 全国どこ でも 安心し て妊娠・ 出産できる体制を確保するため、 国の責任におい

て全国一律の恒久的な妊婦健康診査制度を確立するこ と 。

2 妊婦健康診査の費用について、 安定し た公費負担制度の継続実施に必要な

財源措置について、 全額国庫負担と するこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

9 妊婦健康診査公費負担制度の見直し

健康福祉局保健所健康企画課長 仙波 康司 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 4 5

提案・要望の担当】

(25)

- 18 -

【 提案・ 要望の説明】

保育所等の待機児童解消は喫緊の課題であり、本市では、様々な手法を用いて、待機児童 の解消に向けた取組を進めておりますが、保育需要は今後も増大すると見込まれます。平成2 7年4月の国の新制度施行後においても、待機児童の解消に向けた取組を進めていくことが必 要であり、引き続き、地域の実情に応じた施策を展開できるよう、地方独自の保育施策に柔軟 に対応し、より活用しやすい財政措置を講ずるよう要望します。

また、待機児童の解消に向けては、公立保育所もその一翼を担っており、定員増を図るため の改修や老朽化した施設への対応など、公立保育所の保育環境整備を進めるために活用が 可能な財政措置についても併せて要望します。

1 地域の実情に応じ た施策を展開できるよう 、 地方独自の保育施策に柔軟に対

応し 、 より 活用し やすい財政措置を講ずるこ と 。

2 公立保育所の定員増を図るための改修や老朽化し た施設への対応など、 保

育環境整備を進めるために活用が可能な財政措置を講ずるこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

1 0 保育所の待機児童解消に向けた財政措置

健康福祉局こども育成部保育課長 阿部 菊良 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 8 1 2

提案・要望の担当】

9,073 9,383

9,580 9,876

10,435 11,330 24.79%

25.57% 26.30%

27.23% 29.20%

32.17%

20.00% 22.00% 24.00% 26.00% 28.00% 30.00% 32.00% 34.00%

8,000 9,000 10,000 11,000 12,000

平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

児童数/ 人)

利用申込者、要保育児童率の推移

利用申込者数 要保育児童率

要保育児童率/ %)

514

460

244

132 93

0 0

100 200 300 400 500 600

平成22 平成23 平成24 平成25 平成26 平成27

待機児童数の推移

児童数/人)

(26)

【 提案・ 要望の説明】

現在、全国の地方自治体等で発注している工事等の入札では、景気低迷を背景とした低価 格競争 が散 見 され、労 働環境 の悪 化 、とりわけ労働報 酬の引 き下 げなど、労 働者 へのしわ寄 せが心配される状況にあります。

労働環境の悪化は、雇用不安及び労働意欲の喪失を生み、工事の品質確保にも影響が懸 念され、結果として市民の生活にも悪影響を与える可能性があります。

本市においては、平成24年4月より「相模原市公契約条例」を施行し、地方自治体自ら公共 工事や委託業務における労働者の適正な労働条件の確保に取り組んでおります。

低賃金労働は、本質的に労働・雇用政策であり、公共事業における公正な賃金・労働条件 の確保等については、全国的な課題であるため、公契約法等の制定について、国が主体とな った法整備を要望します。

公共事業における公 正な賃 金・ 労働 条件 の確保のため、 公 契 約法等の 制定に

ついて、 国が主体と なっ た法整備を行う こ と 。

厚生労働省

企画財政局財務部契約課長 森川 忠儀 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 7

【 提案・ 要望事項】

提案・要望の担当】

1 1 公契約法の制定

これらにより

● 従事する労働者の労働意欲を高め、安全かつ良質

な事務及び事業の確保を図る

● 市民が安心して心豊かに暮らせる市民生活の実現

● 公契約の基本方針を定める

● 契約において一定の労働報酬下限額を保障

そして

相模原市公契約条例

本市条例に基づいた労働報酬下限額(平成 2 7年度)

・業務委託 ⇒ 9 0 9 円(時給)

・工事 ⇒ 公共工事設計労務単価の9割

(27)

- 20 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)リニア中央新幹線の早期建設

現在、JR東海において事業が進められているリニア中央新幹線は、平成26年10月に全 国新幹線鉄道整備法に基づく工事実施計画が認可されました。

本市においては、JR横浜線橋本駅付近に設置されるリニア中央新幹線駅のインパクトを 生かし、首都圏南西部における広域交流拠点都市の形成を図ることを目指して、魅力ある 都市づくりを進めていることから、国においても、工事実施計画に基づく早期建設に向け、 施設が建 設される周 辺 地域の生 活環境 や自然 環境への影響低 減のための対 策を含め、 必要な措置を講じるよう要望します。

(2)回送線を利用した営業路線化及び駅設置のための必要な支援

関東車両基地が予定されている本市の緑区鳥屋地域は、丹沢大山国定公園の中にあり、 宮ヶ瀬湖などの観光ポテンシャルが非常に高い地域です。

今後、当該地域を国際的な観光拠点としていく上では、品川や羽田空港などの都心部 からのアクセス性を向上させることが重要であり、リニア中央新幹線の神奈川県駅と関東車 両基地間の回送線を利用し、営業旅客線化することが有効であると考えます。このため、国 においても車両 基地等 への駅設置を含め、JR東海に対する働 きかけなど、必要な支 援を 講ずるよう要望します。

1 リ ニア中央新幹線の早期建設に向け、 施設が建設さ れる周辺地域の生活環

境や自然環境への影響低減のための対策を考慮し た上で、 工事実施計画の認

可に基づく 事業の着実な進捗が図ら れるよう 、 必要な措置を講ずるこ と 。

2 リ ニア中央 新幹 線の神奈 川県駅と 関 東車両基 地間の 回送 線を利 用し た、 営

業路線化及び駅設置のための必要な支援を講ずるこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 2 リ ニア中央新幹線の早期建設・ 回送線を利用し た営業路線化

相模原市内の路線概要・ 回送線

相模原市緑区

相模原市中央区 計画路線(ンネル部)

変電施設 非常口(山岳部) 神奈川県駅 計画路線(地上部)

関東車両基地

都市トンネル 津久井トンネル

藤野トンネル

相模川橋梁

道志川橋梁 東京都境

山梨県境

回送線

宮ヶ瀬湖 丹沢大山

国定公園

(28)

都市建設局まちづくり計画部リニアまちづくり課長 井熊 直人 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 4 7

提案・要望の担当】

(29)

- 22 -

【 提案・ 要望の説明】

(1)小田急多摩線の延伸に係る国の計画への位置付け

本市では、小田 急多 摩 線の延 伸につ いて、沿 線の市 町村等 との協調 により、促進 に向 けた取組を積極的に進めるとともに、平成27年3月には、国土交通大臣に対して、相模原 市、町田市及び愛川町の地域住民からの延伸を求める約 18 万人分の署名を提出したとこ ろです。

同線の延伸は、首都圏南西部の交通ネットワークの充実や利便性の高い公共交通網の 構築を図る上で重要な役割を担うものであります。また、リニア中央新幹線の建設等と合わ せ、本市 が進 める首 都 圏南西 部にお ける広域 交流拠 点都 市の形成 に寄与す ることから、 国の計画において、唐木田駅からJR相模線上溝駅までの延伸について、整備を進める位 置づけとするよう要望します。

さらに、田名地区を経由し、愛川・厚木方面への延伸については、平成22年4月に相模 原市都市計画マスター プランへ新たに位置付 けており、延伸に向けて更に検討調査を進 めていることから、国の計画においても新たに位置付けるよう要望します。

(2)都市鉄道等利便増進法に基づく補助制度の拡充

これまでの本市の検討における事業スキームとしては、平成17年に創設された「都市鉄 道等利便増進法」に基 づく補助制度 の活用を想定しておりますが、都 市鉄道等利便増進 法の基本理 念である、都市鉄道等 の利用者 の利便を増進し、もって活 力ある都市活動等 の実現を図るため、収支採算性を見込む前提となる償還期間の延長などの補助制度の拡 充や柔軟な運用について要望します。

1 小田急多摩線延伸の促進に向け、 国の計画において、 唐木田駅から J R 相模

線上溝駅までの延伸 について整備を進める位置づけと すると と もに、 田名地区

を経由し 、 愛川・ 厚木方面への延伸についても 新たに位置付けるこ と 。

2 都市鉄道等利便増進法に基づく 補助制度を拡充するこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 3 小田急多摩線延伸事業の促進

(30)

小田急多摩線延伸構想

都市建設局まちづくり計画部交通政策課長 杉野 孝幸 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 9

提案・要望の担当】

米軍 相模総合補給廠

相模原 唐木田⇔相模原 約6

相模原⇔上溝 約3

上溝⇔田名、愛川・厚木方面

(31)

- 24 -

【 提案・ 要望の説明】

JR横浜線連続立体交差事業を推進するための必要な財源の確保

現 在 、本市 で進 めているJR横 浜線 連続 立 体交差 事 業は、踏切 部における交 通 渋滞 の 解消や安全性の向上、駅周辺部における一体的なまちづくりの実現など広域交流拠点都 市の形成において、大変意義のある事業であると考えています。

JR横浜線相模原駅北口に位置する相模総合補給廠の返還に伴い、これまでに駅周辺 のまちづくりの検討として、駅南北間の連携を図るため、連続立体交差化に向けた取組の 必要性を基本方針に掲げ、平成26年度までに企画検討調査を行ってきました。

また、平成27年度はJR東日本と協調し、駅周辺のまちづくりの整備計画との整合を図り つつ、施工方式の検討や課題の抽出など具体的な検討を進めていきます。

連続立体交差事業は、渋滞解消や踏切事故対策としてのみならず、地域の活性化や防 災性の向上等に大きく寄与する事業であることから、事業着手前に総合的な都市計画の検 討が必要となります。

本市では、平成28年度から事業着手前の調査としてJR横浜線の連続立体交差化の事 業調査を予定していることから、この事業の実施に必要な財源の確保を要望します。

J R 横浜線連続立体交差事業を推進するため、 必要な財源を確保するこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 4 J R 横浜線連続立体交差事業の推進

都市建設局まちづくり計画部相模原駅周辺まちづくり課長 片岡 聡一 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 2 6

提案・要望の担当】

JR横浜線連続立体交差事業検討区間

※ 国土地理院地図データをもとに相模原市作成

(32)

【 提案・ 要望の説明】

(1)首都圏三環状道路の早期整備及び一体性のある料金体系の構築

首 都 圏は、我 が国 における政 治・経済 ・文 化の中 枢 として、高 度な都市機 能が集積 し、 日本全体の成長と発展を牽引する役割を果たしており、国際社会においても世界有数のビ ジネス拠点として重要な機能を担っています。

近年、東アジア諸国がめざましい経済発展を遂げている中にあって、我が国の国際競争 力の強化が急務となっており、その成長エンジンとして首都圏に求められる役割が高まって います。このため、首都 圏の拠点となる都市が自立性を高めつつ、相互の連携・交流を強 化することにより、一体的な発展を図ることが、ますます重要となっています。

このことを具体化するためには、拠点都市間を結ぶ広域交通ネットワークを強化すること が極めて重要であり、特に首都高速中央環状線、東京外かく環状道路、首都圏中央連絡 自動車道(圏央道)の首都圏三環状道路の早期の整備が不可欠なことから、国の責任にお いて計画的な事業実施を図るよう要望します。

また、首 都圏 三環 状 道路 の道路 ネットワーク機能 を十 分 に発 揮 できるよう、一 体的 で利 用しやすい料金体系の構築を図り、圏央道が有効に利用されるよう、高速自動車国道の料 金水準である24.6円/kmを踏まえて料金を低減するよう要望します。

1 首都圏三環状道路を早期に整備すると と も に首都圏中央連絡自動車道( 圏央

道) が有効に利用さ れるよう 料金を低減するこ と 。

2 一般国道( 指定区間) の早期整備及び整備に必要な財源を確保するこ と 。

3 国道1 6 号の渋滞解消に向けた連続立体化等機能強化の推進を図るこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 5 首都圏三環状道路などの主要道路の整備

首都圏三環状道路

東関道 常磐道

関越道

中央道

東名高速 圏央道

平成 27 年度 末までに開通

整備時期が示され 平成 32 年度

東北道

外環道

平成 29 年度 末までに開通

(33)

- 26 -

(2)広域道路ネットワークの構築に向けた主要道路の早期整備

都市機能の集積とともに地域産業の活性化を図り、地域間・都市間の活発な交流・連携 を促進するために、広域的な交通体系を確立し、周辺都市との交通利便性の高い環境を 整える必要がありますが、地域間・都市間を結ぶ骨格的な道路としての国道16号や国道2 0号は慢性的に渋滞しています。

また、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通に伴い広域道路ネットワークの機能を 十分に発揮させるためには、アクセス道路の充実・強化が大変重要となっております。

このことから、本市の骨格を形成する広域幹線道路網の機能を十分発揮し、社会的役割 を効率的に担うため、一 般国道(指 定区間 )の渋 滞解消に向 けた機能 強 化や圏央道 への アクセス利便性の向上が図れるよう、早期の道路整備に必要な財源の確保を要望します。

(3)国道16号の渋滞解消に向けた連続立体化等機能強化の推進

相模原市内における国道16号は、市中心部を東西約15kmに渡り横断する交通の大動 脈ですが、交通量が5万台/ 日を超え渋滞多発箇所が多数存在している状況であります。

この国道16号について、市の北側においては「八王子バイパス」と接続しており、南側に おいては「保土ヶ谷バイパス」と国道 246号 線を立体交差(整備 中)で接 続していますが、 市 内 の区 間のみ 、バイパスや 連 続立 体交 差 などの対 策がなされておらず 、渋 滞状 況のま すますの悪化が懸念されます。

今後、リニア中央新幹線駅の設置及び相模総合補給廠の返還など新たなまちづくりを進 めるに当たり、国道16号の連続立体化等における機能強化策の推進を要望します。

国道16号・20号

国道20号

国道16号

提案・要望の担当】

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3 都市建設局まちづくり計画部リニアまちづくり課長 井熊 直人 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 4 7

(34)

【 提案・ 要望の説明】

(1)都市基盤施設の整備や維持補修等に必要な財源の確保

人口減少社会においても、住民の暮らしを維持し、さらに向上させるためには、社会資本 の整備や安定的な維持管理が必要となりますが、三位一体の改革の際に地方財源の総額 は大幅に削減され、地方の実情に即した行財政運営を行うことが困難となっています。

今後も地方の社会資本の整備や維持補修、特に倒壊損傷のおそれのある、道路、橋りょ う、下水道などの都市基盤施設の耐震性向上や長寿命化、近年多発する局地的集中豪雨 等による浸水被害の早期解消を図るための雨水管整備、貯留・浸透 施設の整備、公共用 水域の水質汚濁負荷軽減等を図る合流式下水道区域の分流化事業に対する財源確保を 要望します。

併せて、市民の安全・安心な暮らしを確保 す るための社会 基盤を維 持していくため、点 検や維持補修 に係る新 技術の開発の推 進や 、社会資本整備 総合交付 金の対象となる採 択要件の緩和を要望します。

(2)土地区画整理事業による都市基盤整備に必要な財源の確保

日本経済の活性化を促進するため、国の大規模事業である高速道路等IC周辺で実施 される産業用地の創出が重要となっています。こうしたことから、産業用地の創出に資する 土地区画整理事業による都市基盤整備に対する財源確保を強く要望します。

1 道路、 橋り ょ う 、 下水道などの都市基盤施設の整備や維持補修、 特に耐震性

向上や長寿命化に必要な財源を確保するこ と 。

2 経済活性化に資する土地区画整理事業による都市基盤整備に必要な財源を

確保するこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 6 社会資本の整備・ 維持のための財源確保

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

都市建設局土木部下水道経営課長 河西 龍二 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 6 都市建設局まちづくり事業部麻溝台・新磯野地区整備事務所長 荒井 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 2 5 4 都市建設局まちづくり事業部当麻地区拠点整備事務所長 奈良 浩之 ℡0 4 2 - 7 7 7 - 8 8 5 5

提案・要望の担当】

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